ガンプラの塗装1

ガンプラを塗装するときに使う塗料は大きく分けて3つの種類があります。ここではその塗料の特性とガンプラ製作においてどの段階で、どのような用途で使われるのかをご紹介していきたいと思います。

ラッカー系塗料

ガンプラを塗装するときに基本となる塗料がこのラッカー系のアクリル塗料になります。様々なメーカーから発売されており有名なところをあげると、クレオスのMrカラーや、ガイアノーツのモデラーズカラーなどがあります。元々ラッカー系の塗料は有機溶剤が多く含まれていることからプラスチックを溶かしてしまう性質があるため、同じラッカー系の塗料であるペンキなどは使うことができません。あくまでプラモデル用に有機溶剤を薄くしている専用の塗料だということを忘れないようにしましょう。

 

このラッカー系塗料の最大の強みは乾燥が早く落ちにくいということでしょう。ガンプラなど細かい部品を塗装して組み立てる場合あまり乾燥にあまり時間がかかってしまっていては、すぐに次の作業に移ることが出来ないためフラストレーションが溜まってしまいます。特にガンプラなどは速く身見上げて完成品をみたいと思ってしまうことが多いのではないでしょうか。そんな時に塗装して2日待ちましょう。などといわれるとモチベーションが下がってしまいますね。その点ラッカー系塗料は乾燥が速いため、天気にもよりますが、約30分ぐらいで完全に乾いてしまうため効率が良いのです。

 

使用するときは塗膜が強いため専用の溶剤で薄めて使うのが基本となります。エアブラシ等でスプレーする場合にはとくに薄めて使わないと詰まってしまう恐れがありますので注意しましょう。また、水溶性ではありませんので、塗料に使った筆や、エアブラシは水ではなく溶剤を使って落とす必要があります。スプレータイプのラッカー塗料も各種発売されているので、模型店などに出向いて実物を見てみるのも良いでしょう。

アクリル系塗料

この塗料の一番の利点は水溶性であるということですが、その他にも有機溶剤の含有量が3つの塗料のうち一番低いため、体に及ぼす悪影響を最小限にとどめることが出来るというメリットもあります。子供などにはこの塗料を使わせたいですね。

 

ちなみに水溶性なのは塗料が乾く前までで乾いてしまうと耐水性になってしまうので注意しましょう。乾ききらない内は水で洗い流すことができますが、乾いてしまうと専用の溶剤を使わないと取ることが出来なくなってしまいます。また薄める場合にも専用の溶剤を使った方が良いでしょう。この時薄めすぎると乾いたときに塗料が剥がれ落ちてしまう恐れがありますので注意が必要です。

 

発色がとても良く特に筆塗りに向いている塗料で失敗しても他の塗料を浸食しないためいくらでもやり直しが聞くというのも特徴です。ただし塗料の種類によっては顔料がとても粗くいものがありその場合は厚塗りになりやすいので注意しましょう。

エナメル系塗料

3つの塗料の中でも一番乾燥時間が遅いため、筆塗りに向いている塗料といえます。筆をあらったり、エアブラシを使う場合には専用の溶剤で薄める必要があります。この塗料の利点はなんといっても下地塗料への影響がほとんど無いということでしょう。そのためガンプラに使用するときには、最初にラッカー系の塗料で下地をぬり、そのうえからエナメル塗料を使って筆塗りするというように使われることがほとんどで、多くの場合すみ入れや汚れや風化などを表現するウェザリングという手法に使われています。

 

しかし、エナメル塗料はプラスチックを脆くする性質があるため広い部分の塗りや、広範囲に渡る汚し塗装などには向きません。特にポリキャップなどに使われているASB樹脂はエナメル塗料に弱いためこの部分に塗料が付かないように注意を払う必要があるでしょう。